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-第526章-人なつっこい双子ちゃん

とんでもない
吹雪の朝だった。


ヒューヒューという
大きな音、暗い空。


空が
落ちてくるんじゃないかと
思うような、

ぶきみな雰囲気。



風が強いから

雪が
ぼくの体や
マミィの顔に
たたきつける。



今朝、マミィは

歯を食いしばっての、
お散歩だったよ。



さて、
こんな雪の日、

そして
小さな子が
スキー板をかついで
歩いているのを
見かけると、


5年ほど前の
1月のことを
マミィは、思い出す。






在りし日のすずばあちゃん
在りし日の
 すずばあちゃん





その日、
ダディが

開け閉めの調子の悪い
外玄関の

ドアの具合を
みていたら、


「漏れる漏れる…」

半べそをかいている

小さな女の子たちが
いたようで、



「ウチのトイレを使いな」

という
ダディの言葉に、
家の中に入って来た。



2人の女の子は
トイレを済ませたけど、

「早くして、早くして」
と、

しきりに
急かしていた
3人目の子は

自分の順番が
回ってくる直前に

「あー、出ちゃった~!」

と、
涙声で叫んだ。



スキーウェアを着ていたので、
みんな、
脱ぐのに
時間がかかっていたのだ。





何、汚いもの

 汚いものを
 抱えているんだか…





トイレを済ませた後、

ぬれたパンツをはくのは
冷たいし、
カワイソウなので、

マミィは
マユチャンがもうはかない、
小さいパンツをあげた。


「返さなくてもいいからね」

言って。



その翌々日くらいに、

ゆりたんが
すずばあちゃんの散歩中に、

家の前で
この子たちにつかまり、

「このお家に
 来たことあるよ」

「眼鏡かけた
  おかあさんでしょ?」

等々と
さんざん長話になり、

余裕で
保育園に行けたはずなのに、

遅刻ぎりぎりになってしまったと、
あわてて
仕事に出かけて行った。



さらに、また
その翌日くらいに

「行って来まぁーす」


家を出たゆりたんが、

何やらあわてて
リビングに戻ってきて

「また、あの双子ちゃんだ!

 何か言ってるけど、
 遅刻しちゃうから、
 後は頼む…」


言いに来た。

玄関を開けると、
一人が
ベショベショ泣いていて

「アスカが痛いって…」
と、
もう一人が言う。



よくよく聞いたら、
すぐそこで転び

手を雪の中に
つっこんだらしく

それが
痛いらしかった。





すーすー
すーすー




マミィが見ると、
真っ赤になっているので、

きっと
冷たくて痛いんだな
と、

リビングに入ってもらって、
ストーブの前で
手を温めることにした。



リビングには
すずばあちゃんがいたけど、

すずばあちゃんは、
ぼくと違って、

飛びついたり
走りまわったりせずに、

小さな子に何をされても、
じーっと耐えているから、

心配はない。



ただ、
犬が怖い子もいるので、

「犬は大丈夫?」


聞くと、

「ウチにもいるから…」。






これも
これも
 熟睡しているところ





ストーブの前で

マミィが
小さな手をなでて
温めている時に、

すずばあちゃんに
顔をなめられて、

「うふふ、うふふ…」


喜んでいた。



それから
少し話をして、

児童会館に
出かけて行った。



この子たちは
1年生で、

トイレ騒動の時に
一緒にいたのは、

2年生の
お姉ちゃんだとわかった。





寝てる写真
寝ている写真
 ばっかりだね
 すーすーばあちゃんだったのか…






二人を見比べて、

「待っている方が
 おねえちゃん?」


マミィが尋ねると


「ううん、
 あたしがお姉ちゃん。

 何で
 忘れちゃったの?

 …似てるから?」

と、
泣いていた方の子が
答えた。



(いやいや、
  今、初めて聞いたのよ
   …と、思いつつも)

「うん」

と、
マミィは答えた。





いつも
二人ひとくくりに
なってしまったり、

間違えられたりすることに、
少し不満があるのかな、

と、思いながら。



双子ちゃんたちって

「私は私なのに…」
という、

個人として
しっかり
認めてもらいたい気持ちが
あるのかな…と、

ふと、思った。




でも、
転んで痛くて
泣いている時に

「ここに行こう」

って
連れてきてくれる
もう一人が
いるんだから

双子ちゃんって
心強いよね。




そうそう…、
粗相をしてしまったのは、

待っている方の子
だというのも、

このときに判明した。




朝から、
何やら
面白い体験をしてるなぁ、

と、その時間を、
マミィは楽しんでいた。




6ヶ月児




あれから、
何年も経って、

すずばあちゃんは
虹の橋のたもとに
逝ってしまって、

今は、
もういないし、



あれ以来、

あの双子ちゃんを
見かけたことはないけど、

今、会っても、
マミィには、
きっと、わからない。




双子ちゃんには

「あ、あの
 メガネのおかーさんだぁ~」

と、わかるかな。



この春、
6年生になるんだよね。
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ありがとうございます~(^-^)

いえ、別にいい人なわけじゃないんですが、
こういう経験は、楽しいです!

まだまだ雪ですが、頑張ります~
いつも、ありがとうございます!!(*^-^*)

No title

アルくんちの人達は
みんないい人ですね。
ダディもマミィもマユちゃんも・・・ (。◕‿◕。)
こころ ほっこりです。

そちらは雪らしいいですね。
ガンバレ ママさん! 
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