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-第418章(終)-天使たち

マミィの英語教室は、
個人経営ではなく、

某 英会話スクールの
フランチャイズ。



去年、
マミィの教室は
開講20周年記念で、

20年間
頑張って働いたので、

6月に
ハワイ旅行の
ご招待があった。



渡航費、宿泊費、
すべてを
会社が出してくれるんだけど、


その時には
小さなごくうさんがいて、

1週間も留守になんて
できないので、

ご招待は、辞退した。



すると、
マミィのことを
小さい頃から
わが子のように
かわいがってくれていた
知り合いのおばさんから、

北海道に行きたい
という、
連絡があった。



もしも
ご招待を
辞退していなかったら、

このおばさんを迎えることは
できなかった。



哀愁ただよう?
哀愁ただよう?




彼女は既に
80歳を過ぎていて、

ペースメーカーを入れる手術をしたり、
この数年は
体調を崩すことも多かったので、


飛行機を使う旅行は
もう、
これが最後かもしれない
という感じだった。




それでも、
どうしても
マミィに会いたくて、
頑張って
北海道にやって来たのだ。



実の親さえ、
来たことがないのに。




再々婚相手のご主人と、
ご主人のお孫さんを連れて、

マミィやダディ、
3姉妹たちと
小樽散策をしたりして、
楽しい3日間を過ごした。



気難しい子
気難しい子





すると、
おみやげ店で
買い物をしている時に、

突然に彼女が、
「抱かせてちょうだいね」
と、

マミィをぎゅっと
抱きしめた。



「昔は
 いっぱい
 抱かせてもらったけど、
 今は、
 なかなか
 そんな機会がないから」



マミィは
お母さんからは
そんなことを
してもらったことがない。



子宮がんで、
若い頃に
子宮を摘出してしまい、

子どもを産む機会に
恵まれなかった彼女は、



マミィを
本当に
かわいがってくれたし、

よき理解者でも、あった。




思春期に
家にいられなかったマミィを
居候させてくれたのは、
このおばさんだ。



いつも、
必要な時に
必要な助けの手を
さしのべてくれた。



まるでペコちゃん

まるでペコちゃん
 (天下無敵の2歳児だぁ)

 しかし、どんな遊び方をすると
 ここまで
 泥だらけになるのでしょう?




さて、
3歳になる少し前くらいに、
マミィたち家族は

お父さんの仕事の転勤で
引っ越しをした。



それまで
保育園に通っていたマミィは、
家にいるのが
つまらなかったのか、

おにいちゃんのように
幼稚園に行きたいと
言い出した。



まだ
就園年齢に
なっていなかったので、

おかあさんが
直接幼稚園に行って
「入れて
  もらえないでしょうか?」
と言うと、

昔だし、田舎だから、
案外簡単に
園長先生が

「いいですよ」
と言ってくれたという。




仕事をしている
お母さんにとっては
これは、
とても
ありがたいことだった。



そして、
マミィは
幼稚園の中で
1番小さい子だった。




そこに登場するのが
「どうして
  そこまで?」
というくらいに
マミィを
かわいがってくれた先生だ。



歯の生え替わり

歯の
 生え替わり真っ最中



彼女は
よくマミィに、

「今日、
 先生のウチに来るか?」
と言い、

マミィが頷くと、
連れて行き、
泊まらせてくれた。



翌日は
先生の作ってくれた
お弁当を持って
また幼稚園に行く。


そんな日が
何日も続くこともあった。


でも、
先生のお家に行くと、

話し相手は
先生ではなく、

元小学校の
校長先生だったという、
そのお家の
おじいちゃんだった。



先生は
「私や主人とは
 あまり口をきいてくれなくて、
 おじいちゃんとばかり
 話してるの」

と、ちょっと不満そうに、
マミィのお母さんに
話していたようだ。



そう、
あまりにも遠い昔で
そのおじいちゃんの顔は
思い出せないけれど、

もやがかかったような
ぼんやりとした記憶の中に

おじいちゃんと
縁側に腰をかけて、
庭をながめながら、

枇杷を食べている光景が
浮かぶ。



マミィは
自分の家にも親にも
執着心がなかったから、

何日でも、
先生の家に泊まり、
家に帰りたいとは、
思わなかった。




そのせいで
その先生は

「えこひいきしている」
との、
保護者からの苦情で、

転勤させられてしまったそうだ。




2年生くらい?
2年生くらい?
 …かな



小学生になって、
ある時、学校で

「書道のコンクールに出る人」
と、担任の先生が聞くと、

マミィもお兄ちゃんも
それぞれに
ホイホイと
手を挙げてしまって、

家に帰ってきて
「出るから~」
と言った。



聞けば、
マミィやお兄ちゃん以外は、
みんな、
書道を習っている子たちだった。



お母さんは
これはマズイと思い、

コンクールまでだけでも、
少し習わせないと、
と、

マミィとお兄ちゃんを
そのおじいちゃんの所に
連れて行った。



すると、
お兄ちゃんは、
まじめに練習をするのだけれど、

1年生のマミィは、
ちっともじっとしていない。



ピアノを弾いたり、
走りまわったりしている。



それなのに、
おじいちゃんは
決して叱ろうとしない。

にこにこと楽しそうに
見ている。



結果、
練習したお兄ちゃんは
銀賞を取り、
作品が大きなホール
(名前は忘れてしまった)
に、展示された。



練習しなかったマミィは
それでも、
佳作だった。
(佳作は展示されない)



でも、もともと
コンクールに出たのは、
好奇心なだけだったから、
マミィは、
何とも思っていなかった。



それにしても、
ちっとも
いい子じゃなくて、

気むずかしく、
わがままで
わんぱくなマミィを

無条件で受け入れ、
愛してくれる人たちが
いろんな所にいたものだ。


本当に
指折り数えていくと、
次から次へと
現れる。


おかげで、
マミィは

ぐれることも、
ねじれることもなく、
無事にオトナになれた。
(紆余曲折はあったけど)




神様は、
マミィを
この地上に送るときに、

ちょっと過酷な環境を
与えるかわりに、

ここかしこに
マミィの
天使になってくれる人たちを
用意してくださったのだ。



その環境を乗り切るために、
適度に大雑把で
適度に
楽天的な性格と一緒に。



だから、
マミィも、

誰かの
天使にならなければ…と
思っている。


きっと、誰もが
それぞれに

誰かの天使になれるはずだと
信じているんだ。



天使に
羽なんか
必要ないんだよ。
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