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-第183章- アルマくんの本棚(3)

もうさすがに雪は降らないだろうと誰もが思っていたのに、今朝、また雪が舞っていて、みんな驚いてしまった。
いやぁ~、天気は侮れないなぁ。



毎日、元気あり余りのアルマくん
毎日、元気があり余りのアルマくん




さてさて、アルマくんの本棚、今日は、(1)(2)と同じ著者の、『犬語の話し方』という本。
マミィは、この著者の本がだいぶ好きなようだ。
実はこの著者のシリーズの中で、マミィが最初に読んだのがこれ。

巻末には犬の体のしぐさ、顔の表情、シッポの位置や動かし方、吠え方などで感情や状態が分かるように、くわしい絵や表がついていて、便利だ。

ぼくはマミィに『アルマくん語』を覚えてほしいなぁ。



犬語の話し方




今日は『犬語の話し方』の中から、-詩を書く犬- という章をご紹介します。


ノーベル賞作家のトーマスマンの末娘のエリザベスが(彼女は環境保護活動家で、動物行動学を熱心に学んだ)、3年間に及ぶ実験をしたそうだ。

彼女は四頭のイングリッシュ・セターの中から一番学習効果のあがりそうなアーリという犬を選んだ。
実験が終わる頃、アーリはエリザベスの言う言葉をタイプで書き取ることができるようになったという。(タイプを打つために、どう訓練したかの詳しい内容は、本を読んでみてね)



またまた進化中のアルマくん
またまた進化中のアルマくん




さて、ここからがマミィが目を丸くして読んだところ。


「アーリは自分がタイプした文章の意味を、理解していたのだろうか。
エリザベスには確信がなかったが、
ある出来事が彼女に希望を与えた。

アーリを連れて旅に出た間に、
アーリが胃腸をこわし、元気をなくしたことがあった。
そんなある日、エリザベスは彼を呼んでタイプを打たせた。

アーリはものうげで、
「いい犬、もらう、骨」と書き取らせようとしても、
上の空で気のりがしないようだった。

彼女が立って見ていると、アーリはようやくタイプに近寄って、
鼻でキーを押し、「a」の文字を打った。

書き取らせようとした文章には「a」は含まれていなかったが、
彼女はあえてやめさせなかった。

アーリはキーを打ち続け、ゆっくりと文字と文字の間を正しくあけて、
「わるい、わるい、犬(a bad a bad dog)」と書いたのである。

エリザベスはついに突破口が開けた、
これで愛犬と文字を使って
ほんものの意思伝達ができると大きな期待を持った。


アーリの健康がすっかり回復すると同時に、
エリザベスは新たな実験を行った。



ぐわっしっと、キャーッチ!
ぐわしっと、キャーッチ!



文章を書き取らせずに、自由にタイプさせたのである。

アーリの頭に(あるいは鼻に)浮かんだことを、
何でも打たせてみた。

その結果を見た彼女は、
アーリが書いたのは散文ではなく詩だと考えた。

アーリは文章を長く続けて打ち出したが、
エリザベスは単語の間に注意深くスペースをあけ、
段落をつけ、
韻を踏んでいるような部分を強調した。

そしてどの「詩」にも、題名をつけて完成させた。

エリザベスは犬が書いたことを伏せて、
アーリの作品をいくつか有名な現代詩の評論家に送った。

その評論家から、こんな返事がきた。

「詩はどれも魅力的です。
ブラジル、スコットランド、ドイツの
「コンクリート・ポエトリー(文字の絵画的配列で表現を行う詩」派に
非常に共通するところがあります。
彼らとすでに連絡はとっているのでしょうか。」

そして彼は、才能がうまくのばされれば、
アーリはやがて「現在この種の詩を書いている」アメリカの
eeカミングズの領域に達するだろうと指摘した。



がうぅぅぅー
がうぅぅぅー




エリザベスはアーリの才能をはぐくむこともできたが、
そうはしなかった。のちに彼女はこう書いている。

「すでにかなり豊富にたくわえられた
語彙や単語の組み合わせ中から、
アーリに自由に選ばせ、単なる文字の羅列ではなく、
本当の文章が打てるように訓練することもできただろう。

そしてしばらくすれば、
彼の詩はコンクリート・ポエトリー風ではなくなり、
人間的なものに近づいただろう。

だが、私は中止した。
自発的にタイプを打つのはアーリの神経にはつらいことだった。

彼は落ち着きを失い、キーを前足で打ち、
クンクン、キャンキャンと鼻を鳴らし始める。
『わたしに、わかるわけがないでしょ』と
彼は言っているようだった。

『書き取り! どうかお願い、書き取りがいい!』」


『犬語の話し方』(スタンレー・コレン著/木村博江訳)/文春文庫



などと遊んでいるうちに、今日も日が暮れました
などと遊んでいるうちに、今日も日が暮れました





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