バーッド・タイミング！

朝、起きた時
雨があがっていたので

もう
台風は
通り過ぎたか・・・
と、マミィは思った。



ダディの通勤に
支障はないかと、

鉄道の
運行状況を調べると

運休になっている線が
結構あったけど、

アルマくん家から
札幌の間は
大丈夫らしかった。



台風10号は
温帯低気圧に
変わったという。



まだ
強風は
吹いているけどね。



さてさて、
お散歩に行こうと、

玄関の鍵をかけ
階段を
下りようとした途端に

ざーっ！

と
大きな音を立てて
雨が降ってきた。



へっ？
何？


と、マミィは
しばし
立ち尽くす。



雨？



なぜに
この瞬間に・・・・？



しかたない
小降りになるまで
待つか・・・



マミィが
家に入ろうとするも、

雨なのに
めずらしく
階段を降りようとする
アルマくん。



雨が降ってきたよ。
聞こえるでしょ？
ざーっ　て・・・



ところが
どうしたことか

ぼくが
がんとして
階段を
降りようとするので、



え？
行くの？
この雨の中を？


と、けげんそうに
マミィも
階段を降りる。



よっぽど
トイレを
我慢していたのか？

と、思いながら。







時々、どどーんと
激しい雨が
ぼくたちを襲ってきた






この
バーッド・タイミング！

この夏は、
とても多かった。



やめてほしい・・・

こういう
漫画的展開・・・



と、マミィが
つぶやく。






まっ・・・・
　マミィの毎日は
　極めて
　漫画的展開だと
　ぼくは
　思いますがね