2016.08.02
救う人、破壊する人
昨日の新聞に出ていた、
熊本地震の時の話。
大きな揺れの中
車の中に
なんとか逃げ込み、
ガス漏れの警報音、
救急車のサイレン、
ヘリコプターの音などが
交錯する中
「空爆って、
こんな感じ?」
と、
考えていた女性に
LINEで
お姉さんから
連絡があった。
「市民病院が
倒壊したって・・・」
生後80日余りの
彼女の次女が
熊本市民病院の
新生児病棟に
入院していた。
心臓の壁に穴があり、
血液の逆流を防ぐ弁が
うまく形づくれない
「完全型房室中隔欠陥症」で
肺に負担をかけないように
肺動脈を狭める手術を
受けたばかりだった。
そのころ、
熊本市民病院では、
入院中の38人の
赤ちゃんのケアと
受け入れ先探しに
医師や看護師たちが
奔走していた。
本震が起きたとき、
馳駆30年超の
新生児病棟は、
準夜勤と夜勤の
交代時間にあたり、
看護師が20人いた。
勤務外の医師や
看護師たちも
続々と集まった。
建物は外壁が崩れ、
建物内のあちこちに
ひびが入った。
新生児病棟は
一部で
保育器や人工呼吸器が
30センチほど動いたが、
赤ちゃんは皆、
無事だった。
非常電源は
すぐ作動したが、
今後何が起こるか
わからない。
病院は患者の避難を
始めた。

医師や看護師は
38人の赤ちゃんを抱いて
非常階段を下り、
1階のリハビリ室へ移動、
毛布などを敷いた床に
寝かせた。
自発呼吸が
むずかしい7人に
手動の人工呼吸器の
酸素バッグで
空気を送り続けた。
新生児内科部長の医師は
担当医から
意見を聞きながら、
重症度に応じて
搬送先を考え、
赤ちゃん用の
集中治療室がある病院に
連絡をした。
こうした
医師や看護師の
5時間近くにも及ぶ
必死の作業で
無事に赤ちゃんたちは
救われた。

それはそれは
感動的な
出来事が
記事に
綴られている。
一方・・・
同じ日の
別な面には・・・

こんな記事が・・・
国際NGO
「国境なき医師団」は
昨年、
反体制派地域にある
約80軒の
医療施設を支援したが、
支援先の医療施設が
94回も
空爆・砲撃され、
12軒の施設が全壊。
23人の医療スタッフが
死亡したという。

救う人がいて
攻撃する人がいて・・・
支援する人がいて、
それを
破壊する人がいて・・・
善意とやさしさだけで
世の中が回っていく日は
こないのかな・・・
(詳しくは
8月1日付の
朝日デジタルで
読むことができます)
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