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第927章- ボスのお尻




その昔・・・
マミィのおじいちゃん
(マミィのおかあさんのおとうさん)が
ボクサーを飼っていた。



その名は、ボスだった。



いろいろなコンテストで優勝した
チャンピオン犬。



おじいちゃんのお家には
トロフィーや盾が
いっぱい飾ってあった。



おじさんの話によると、

「2時間でも3時間でも
 『ここで待て』
と言われたら、
飼い主がその場を離れても、
じっと動かずに待っている犬」。



子どものマミィ、
ふぅぅぅぅ~んと思ったけど、
ボスのすごさは、
よくわからなかった。







そりゃあ、ぼくは
そりゃあ ぼくは
 ボスおじさんのように
 りっぱじゃないさ






でも、ひとつだけ
感心していたことがあった。



それは、
体が大きくて
いかつい顔をしたボクサーのボスを
子どもたちが
遠巻きに恐がっていると、

いつも決まって、
くるっと後ろを向き、
大きな体に不釣り合いな短い尻尾を
ふりふりふりっと
振っているところを見せ、

それからそのまま
顔だけ振り向いて、
みんなを見上げることだった。




「ほら、見てっ!
 ぼくは今、喜んでいるんだよ。
 恐くないよ!」

と言っているのだと、
マミィは思い、

「やさしいんだねぇ」
と、
うれしかった。






ぼくには
ぼくには ぼくなりの
 良さってものがある

 突然に飛びつくとこ・・・とか
 これは
 ぼくのめいっぱいの
 愛情表現さっ!








ひとりの孫が生まれる頃に
おじいちゃん家に来たボスは

その子が高校を卒業する頃まで
生きていたから、
かなり長生きだった。



ボスが亡くなった後、
おじさんが
おじいちゃんの落ち込みように、
心配をしていた。



あの頃のマミィには
わからなかったけど、

長年の『友』を亡くしたおじいちゃん、
心にぽっかり
穴が空いていたんだね。



そして、
今でもマミィは
おじいちゃんを思い出す時、
一緒に思い出すんだ。



短い尻尾を
一生懸命にふりふりしてみせる

あの日のボスの
つるんつるんで まあるいお尻を。







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