12
24
31
   

-第434章- どうぞごゆっくり?


今日、
モスバーガーの
ドライブスルーで
買い物をした。




会計を済ませると、
窓の所で
対応をしてくれた
お店の女の子が言った。


「どうぞ、ごゆっくり」




マミィって
マミィって





へ?

と、マミィは
動き出した車の中で

その言葉を
繰り返した。



「どうぞ、ごゆっくり」?

「どういう意味なのかなぁ?」




アホなくせに
アホなくせに




いつだったか、
近所に
新しいラーメン屋さんが
できたとき、

「行ってみようか?」
と、
家族で
出かけたことがあった。




応対してくれた
ウェイトレスさんは

60代後半と思われる
年配のオバチャンで、

接客も
初めてのような
不慣れな感じだった。




話だけは
なぜか
 話だけは





ダディは勝手に、
「オーナーのお母さんかなぁ?」
と、思っていた。



会計を済ませ、
店を出るときに
その
オバチャンが言った。


「ごちそうさまでした~」



へ?
「ごちそうさま」?




すぐに
間違いに気づいたらしく、

「あ」
という声が聞こえ、

それから
「ありがとうございました」
と言い直した。




家族みんなで
お店を出た途端に、
大笑いした。



「よっぽど
  緊張してたんだね」




いーんだか、悪いんだか…
いーんだか
 悪いんだか
 その気づき…




時々、

へ?
と思う対応に
ぶつかるんだけど、

マミィは
面白がりやだからね、

そういうのを、
結構、
楽しんでいるみたいだ。



自分も
しょっちゅう
間違いをするのに、

そういうのは
棚にあげちゃってさ。

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-第433章- メサイア・コンサート

夕べは、
教会の
プロ・アマ混合
メサイア・コンサートに
ダディが
歌で参加した。



本当なら、
マミィも
参加したいところだけど、

なにぶんにも、
時間のやりくりがつかず、

今年もマミィは
参加を見送った。



練習は
8月頃から、始まっている。



今の
仕事をしている限り、
時間的に
かなり制約があり、
やりたいことが
なかなかできない。



まぁ、それで、
行けない
マミィのパソコンに、

ダディが
「ネット配信もするから」
と、
URLを送ってきたんだけど、



朝から夕方まで
保護者との個人懇談で、

次々と
何人もの人に会ったマミィは、

すっかり疲れてしまって、
ストーブの前で寝てしまった。




前の晩、
午前2時過ぎるまで
起きていたし。



あ、何時?
と、
目が覚めて
パソコンをつけたら、

ちょうど
終わったところだった。



ダディは不満そうだけど、
まぁ、
こんなこともあるさ。





メサイアとは
何の関係もないけど、
リベラの
Far Away という曲。



これは、
何年か前の
NHKドラマの
主題曲だそうだ。



著作権保護のための
信号音が
ところどころに入っているので、
ちょっとわずらわしいけど、

きらきらとした表情で、
未来を見つめているかのような
少年たちと

この壮大な
景色との組み合わせは
なかなか素敵。


この歌と映像は、
マミィを
新しい年に向けて
前向きな気持ちに
してくれるみたいだよ。



マミィの2013年は
いっぱい
気持ちを癒してくれた
リベラで暮れそうだ。

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-第432章- どこに行くのだろう?

マミィのお母さんが
小さかった頃に
通っていた幼稚園は、

カトリック系で、
園長先生は
イタリア人の
神父さんだったそうだ。




戦争が始まり、
園長先生は、
日本に居づらくなって、
母国に
帰ってしまったという。




イタリアは
同盟国だったはずだけど、
その頃の日本人にとって、
外国人は、
イタリア人もドイツ人も、
イギリス人もアメリカ人も、
皆、
同じだったのかもしれない。




欲張り~
欲張りアルマくん





マミィは
子供の頃に
お母さんから、

戦争のことを
よく聞かされた。



恐ろしい空襲で、
火の中を逃げ回る話を、
何度も聞いた。




戦争が終わったのは
小学校の
5年生だそうだ。



ある時
「さとうきび畑の唄」
という

戦争ドラマを観ていて、
おかあさんが言った。


「あんなもんじゃ
     なかった」。




また、お留守番?
え~、ぼく、
 またお留守番なのぉ?




下のお家に
 住んでるおじいちゃん
(ダディのおとうさん)は、

以前は、
東京に住んでいたんだけど、
戦争で焼け出され、

親戚を頼って、
家族みんなで
北海道に
逃れてきたという話だ。



おじいちゃんは、
戦争中の話は
一切しない。



思い出したくないのかも
しれないね。



今の日本、
安倍総理という人の

やりたい放題だと、
マミィが
最近よく言っている。



新聞の中に、
まるで
第二次世界大戦の
始まる前の日本のようだ
という
言葉も見かける。




日本という国、
一体
どこに
行こうとしているのだろう?



最近、マミィは
不満と不安が
入り混じった

複雑な思いで、
過ごしているようだ。



みんな、忙しいしな…
みんな
 忙しいしな…








さとうきび畑という歌
これは、

「ちあきなおみ」

という人が歌っている。








森山良子という人の歌う
「ざわわ」は、
日本語の発音ではない
と、
マミィは感じる。



「ざ」は英語の「Z」、
「わ」は英語の「W」
の音のようで、
かなり強い。



特徴的で
印象的ではあるけれど、
マミィには
何だか
しっくりこない。


この
「ちあきなおみ」版の
「ざわわ」が
本当の日本語の音。


テンポが速くて、
さらっと
歌っている感じだけど、

この「ざわわ」は
風が
吹き渡っている感じがするし、


抑えたような
哀しみが伝わってくる。



もちろん、マミィは
戦争を
知らない世代だけど、


二度と
あって欲しくない
と、強く強く
願っている。


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-第431章- マミィ、キレる


雪が降る前の季節、
ぼくは
だいぶいい子になり、


人とすれ違っても、
声をかけられない限りは、


飛びついたり
しなくなっていた。




マミィも、
だいぶ
散歩がラクになったなぁ
と、喜んでいた。




何食わぬ顔
何食わぬ顔




ところが、
この
雪の季節になったら、
ぼくは興奮しまくり、



やたらに
ぐいぐい引っ張るし、

人とすれ違うたびに
飛びつこうとする。




今日も
すれ違っただけの
オジチャンに飛びつき、
手袋を
くわえようとした。


にこにこと
ぼくを見ていたオジチャンも
その瞬間には、
ちょっと
びっくりした顔をしたけど、


その後、すぐに
気を取り直したのか、



「元気な子だねぇ」
と言いながら、


また
にこにこしながら
去って行った。




ぼくちゃん
ぼくちゃん
 
とってもいい子ですよー




だから、マミィは
散歩の間中、

まったく
気が抜けなくて、



あっ、人が来る。
あっ、こっちからも…


と、
来た道を戻ったり、
必要のない所で曲がったり
と、
ウロウロする。



そういうわけで、

本来なら、
15分か20分の
お散歩コースに

1時間以上も
時間がかかる。



その上、
ぼくのせいで
歩きやすい道ではなく、

雪深い所を
歩くはめになるので、

流れるほどに、
汗だくに
なってしまう。




帰って来たら、
シャワーが必要だね。




いい子じゃーん
いい子じゃーん
 どこがご不満なんです?



その上、
雪の深い所では、
さらに興奮しまくり、

マミィにまで
ジャーンプ!

…を、
繰り返す。


いやいや、
体当たり、と言うべきかな。





ただでさえ、
雪道が苦手なマミィは、

毎朝のお散歩で
神経をすり減らし、



こんなにイライラして、
ストレスがたまると、

この冬の間だけでも
寿命が5年は縮まるな
…と、思う。


もともと胃が弱いから、
胃潰瘍になるかもしれないし
…とか。


特に
ご飯前のお散歩で

ぼくのお腹が空いていると、
この飛びつきや
引っ張りが

ひどくなるような
そんな気がしている。




そして
そして
 ストレス解消の
 パン作り

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-第430章- 掟破り


ブログに
いろいろな方から
コメントをいただく。


温かいコメントで、
マミィは
いつも本当に
感謝している。




ほら、見てごらん
ほら、
 見てごらん

  あれが、
  アルマくんのやってきた
  アルマン星だよ





ところで、
時々
鍵付きのコメントを
くださる方がいて、

最初の頃、
マミィは、

どう返信していいのか
わからず、

『鍵付き』
なのにも関わらず、

「××さんへ」 と
返信してしまった。




鍵付きコメントなのに、
そんなふうに
名前を書いてしまうのは、
掟破りだよね。


ずいぶん経ってから
『鍵コメさんへ』 
と、すればいいんだ、と
気がついた。



遅~い!!



その節は大変
申し訳ありませんでした、

と、マミィが
謝っております。


皆さん、
マミィを
許してやってくださいね。




くだらね…
星なんか
 出てねーし…

   あんまりアホくさいから
   眠くなってきたよ






さて、最近は、
拍手コメントに
鍵付きで
メッセージを
くださる方がいる。



こちらは、
返信のしようがない。



鍵付きの
拍手コメントには、

『お礼』 というところに、
メッセージを入れることが
できない。



何しろ、
超初心者のマミィ、
いまだに
わからないこと
ばかりのようで…。


いつになったら
進歩するんだろうね?



マミィの牛歩に比べたら、

ぼくの
成長や進歩って、

目を見張るものがあると
思わない?




笑顔!
きょうも 笑顔!
 アルマく~ん、
 キバ、しまって~


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-第429章- メリー・クリスマス!



今年、マミィは
遅ればせながら、
『リベラ』 を知って、
ずいぶん
気持ちが癒された。


かなり
はまり込んで、
しばらくは、
ネットで
追っかけをしてた。



2006年版




もう何年も前から
何度も
来日しているし、
有名だったのに、

何で
今まで
知らなかったんだろう
って、

ホント、
不思議がってる。



クリスマス・ソング
って言ったら、

もう、
リベラしかないでしょ、

と、今、
マミィは思ってるみたい。








同じ番組の2007年版
Tomくんも、Joshくんも
1年で
ずいぶん
大きくなっている



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-第428章- プレゼント


今日は、
クリーニング屋さんが
来る日だからと、
マミィは
散歩に出るのを
待っていた。



そしたら、
10時になっても、
11時になっても来ない。



ヘンだなぁと思っていたら、
今日は火曜日だった。



相変わらず、
アホなマミィ。



クリーニング屋さんは、
毎週、
水曜日の朝に来る。



家族でクリスマス
家族でクリスマス
 まだマミィは
 スープを作り、
オーブンで
 ピザを焼いているところ

 2、3年前は
 もっと
 料理が並んでいた
 
 みんな、
 だいぶ小食になったよね
 …と、マミィ





今朝、起きたときに
「今日は、
 イオンの火曜市に行かなくちゃ」
と思ったのに、

なぜ、
クリーニング屋さんが来る
と思ったのだろう。



ぼくには
理解できないよ。



今日のケーキ
今日のケーキ
 レアチーズケーキを
 作る予定だったんだけど、
 4時半までレッスンで、
 時間が
 なくなってしまったマミィ、
 そーいや、
 ゆりたんが
 「チョコレート・ケーキ」
 がいいと
 言っていたし…と、
 予定変更。





そんなわけで、
散歩に出る時間が
遅くなったので、
どこを歩いても
人がいっぱいいる。



あ、
あちらから人が来る
と、思ったマミィ、

ぼくを道の端の方に寄せて、
通り過ぎるのを待っていると、

後ろから、
「こんにちは」
と、
女の人の声がした。


「コンニチハ」
と応えながら、

「知っている人だろうか?」
と振り返ったマミィ、

その人の顔を見て、
大急ぎで、
シャカシャカシャカ…と
頭の中の記憶データを
検索。


どうやら、
知らない人のような感じ。


でも、
声をかけてもらったので
ぼくは
大はしゃぎして、

ぴょんぴょん飛び上がって、
その人に飛びつこうとする。


「すごく元気ですね」
と言っているうちに、

その人が
手にはめていた手袋を
ぼくが
ぱくっとくわえた。

「あらっ」

との声に、
マミィは
ちょっと焦り気味で、
何度も
「ハナセ」 と言い、
だんだん
口調がきつくなる。

その人は
やさしく手を出し、
「チョーダイ」
と言う。


ようやくのこと、
ぼくから
手袋を取り戻した
その人は
「スミマセン」
と謝るマミィに

「楽しかったです。
 ありがとう」
と言い、

それから
「大変だと思いますけど、
 頑張ってください」

と言って、
去って行った。



アルマくんの大暴れに
あきれもせずに、
ずいぶん
心の広い人だわ…と、
マミィはほっとしつつ、
その温かさに感謝した。

イブの朝に
素敵な
プレゼントをもらった気分。


もちろん、
ぼくは
怒られたんだけどさ。



またしても
たら~
 っと、ぶら下がるヨダレ


 みんなが
 ごちそうを食べている間、
 すずばあちゃんや
 ごくうさんのようには
 おとなしく
 していられないぼくは
 またしても、
 ケージに入れられた。

 おじいちゃん、
 おばあちゃんが
 わんこが苦手
 っていうのも
 あるんだけどね。


 
 

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-第427章- 自殺という選択

「おかあさんが迎えに来たので
 今すぐ帰りなさい」

と、担任の先生に言われて、
意味もわからず
帰り支度をした。

あの日、
マミィは
小学校の3年生だった。


マミィを
わが子のように
かわいがってくれた
知り合いのおじさんが
亡くなったのだった。




毎日
毎日毎日
 冬になると、
 この景色を見て過ごす





葬儀が済んだ後、
マミィのおかあさんと、
おばさんが話していた。



競輪の選手をしていたおじさん、
新聞では
「レース中の事故」
と報道されたけど、


本当は、
自殺だった。



ロードレース中に
自分から
断崖に飛び込んだのだ。




歩ける場所を
歩ける場所を
 さがすのが、大変なんだ




おじさんは
女性関係で悩んでいたという。

葬儀には、
その女性も来ていたらしい。


子供のいる所で、
そんな話をするのも
どうかと思うけど、



まだ小さいから
そこにいても
きっと
理解はできないだろうと、


お母さんたちは、
マミィの存在などには
おかまいなしだったのかも
しれない。



日に日に
日に日に
 大きくなっていく雪山




マミィのお母さんは、
ずっと後になって、

養子に出したわが子が、
早くに亡くなったことは、

かえって
よかったのかもしれないと、
考えたようだ。

片親では
苦労するだろうから。



でも、
マミィは、
もしも
弟が亡くなっていなかったら、

おじさんの気持ちは、
外に向かわずに、

もっと家庭に
向いていたかもしれない、

家庭に
安らぎを得ていたかもしれない
と、そんなふうに、
思ったりもする。



人生に 「もしも」 は
存在しないから、
わからないけれど。



雪山で遊ぶ
雪山で
 遊ぶ





それにしても、
自殺という選択によって、
たった一人で
残されてしまった人の気持ちは、
痛々しい。



病気で、
自分の子を産むことが出来ず、

養子に
幼いまま逝かれ、

夫には
裏切られた挙げ句の果てに、
自殺されるなんて。



よく
その後の人生を
しっかりと生き抜いたよね。



この間、
おばさんは
マミィをハグしてくれたけど、
マミィこそ、
おばさんを
ハグしてあげたい気持ちになる。


あの時に
おじさんが抱えていた
その問題は、
死をもってしか
解決できないもの
だったのだろうか。

それは
たったひとつの
自分の命を
代償にするほど
価値のあるもの
だったのだろうか。


あの時に
ほんの少しだけ
歩みを止めて
視点を変えてみたら、

そんな選択をしなくても
済んだかもしれない、
と、マミィは
何十年もたった今でも、
残念でならない。



もちろん、
マミィは
その時のおじさんが、
どんなふうに
苦しんでいたのかは、

知る由もないのだけれど。







最近、マミィは
沖縄系の曲に
はまっているようです

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-第426章- オンナの武器


いつだったか
ダディが

「あなたは、オレが死んでも
 人前では
 絶対に泣かないよね。
 
 一人でいる時は
 どうかわからないけど 」

と、マミィに言った。



「さあ、
 まだ
 起こっていないことだから、
 わからない。
 
 何とも言えない」

と答えると、


「ミスター・スポックか!」
と、言われた。





どこまでも
どこまでも
 続く雪道




ミスター・スポックは
ダディの大好きな

SF ドラマ
「スタートレック」
に出て来るバルカン人で、

感情をもたない、
論理的な人種らしい。




「ミスター・スポックかよ」

という言葉を、
マミィは、
何度、
ダディに言われたことか。



「でも…、
 やっぱり、人前でも
 涙の1粒、
 2粒は流して欲しいな」

と、その後で、
ダディが言った。




え?
そういうものなの?

と、マミィは
不思議な気持ちがした。




マミィは
人前では
決して涙を流さない。

まぁ、
ドラマに
感動したとかいうのは、
別な話だけど。





昔、お母さんには
「涙の一粒も流さずに
 ホントに
 かわいげのない!」

と言われたことがある。



「女の子は
 涙の1粒くらい
 こぼした方が
 可愛げがあるもんだ。
 
 アンタは冷たい」

と。




だから
だから~
 動くなってば~
 カメラに写らないでしょ
 と、叱られた





だいぶ」昔の話だけど、

ある女性大臣が
会見で涙を流したら
「女の武器を使われては…」


言われたことがあった。



それに対して、
しばらくの間、
新聞では、
いろいろな意見が
交わされていた。



ある時、
「涙を
 武器にできなかった私」

というような題名の
投書が載っていた。



人前で
泣くことのできない
女性の話だった。



子どもの頃に
かわいがっていた猫が
突然にいなくなった。



彼女は、
1日中、必死で
暗くなるまで探し回り、

とうとう
見つけ出すことができずに

それでも、
家族に
心配をかけたらいけないと、

夜、布団の中で
こっそり泣いていると、


年の離れたお姉ちゃんが
外から帰ってきて、

おかあさんに
訊いている声が聞こえた。

「××は大丈夫?」

「もう寝てる。
 案外さっぱりしたものだったわ。
 泣きもせず」

「あの子って、
 そういうところあるわよね。
 案外、冷たいのよね」。



その言葉に
ますます
悲しい気持ちになった。


オトナになり、
職場でも、
失敗したり
怒られたりしても、
泣いたことは一度もなく、

若い子たちからは、
疎まれたという。



結婚して、
夫に
若くして先立たれたときには、

あまりのことに
呆然とするばかりで、

ショックがあまりに大きく、
泣くことすらできなかった。


そして、
姑に言われた。
「なんて冷たい嫁だ」。


その時に
舅が言った。
「人の悲しみの表し方は、
 いろいろなんだよ」。



その言葉に救われた、
と。



こらっ
こらっ
 雪を食べるんじゃないっ
 おなか こわすでしょ

 また、怒られたよー





同じような人は
たくさん
いるかもしれない。



自分の気持ちというものを
なかなか外に向かって
解放できないタイプ。


マミィも、
きっと同じだ。


悲しくても、苦しくても、
顔には出ない。


ましてや、
人前で
涙なんてこぼせない。


人知れず泣き、
人知れず苦しむ。


涙が本当に、
『女の武器』
になるのかどうかは、
別にして、


子どもたちの世界でも、
けんかの場面では、

確かに、
泣いた方に

周りは、
同情的にはなるな、

と、マミィは思う。


まぁ、広く一般的に
涙は
やっぱり
『武器』 になる
って
ことなのかな。



でも、
この涙、

実はとっても大切で、
泣くことは
必要なんだよね。


人前である必要は
ないんだけど。



涙は
悲しみを浄化し、
苦しみから
解放してくれる。


悲しむことは
悪いことではない。


人が健全であるためには、
感情の解放は
大切なことなんだ。



ぼくたちわんこは
涙をこぼしたりは
しないけど、

感情を
とても素直に、
上手に
外に出していると思うよ。


そういう意味では、
人間よりも

ずっと高度で
健全なのかもしれないね。






何だか
この動画、ものすごく
古い感じの映像なんだけど、
この詩に
1番あっているような気がした

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-第425章- Gift

才能のことを
英語で
gift(ギフト)という。

いい言葉だね。




この家の三姉妹は、
共通して、
人前で
歌ったり踊ったり
演技をしたり
…ということが
好きだ。


それはきっと、
ダディに
似たんだろうな。




100日
マユチャンの
 100日の記念写真
 ゆりたん4年生、
 あーちゃん2年生





マミィは
人前で何かをするのは、
まったく
好きではない。

でも、
気がつくと、
いつも
ステージの真ん中に
立たされている感じ。


小さい頃から、
それは
ずっと続いている。


ホントは、
「断れない」
だけなんだけど。



そんなわけで、
まわりの人からは

そういうことが
「得意なのだ」 と
誤解されている。




100日 2




さて、
三姉妹の長女
ゆりたんには、

造形の才能があると、
マミィは
思っている。



小学生の頃も、
中学生の時にも、
コンクールで賞をもらったり、
作品が展覧会に
展示されたりしている。



保育科の
授業で作った絵本は、
なかなかユニークで、

「これ、出版したら、
 絶対に売れるなー」

と、感じ、
マミィは
出版社に
売り込みに行こうかと、
考えたくらいだ。



保育の仕事が
好きなようだから、

それを続けながらでも、
創作活動をすればいいのに…と、
マミィは
常々、思っている。




次女、あーちゃんは、
三姉妹の中では、
いちばん
芸能関係に
向いているように思う。


ピアノもダンスもお芝居も、
きっと
あーちゃんが、1番上手。


人のことを考えるやさしさも
1番かもしれない。

人のお世話が大好きで、
今は、
介護の仕事をしていて、

今後は、
看護学校に行くことも
考えているようだ。


でも、自分を表現するための
音楽やダンスも

続けていくといいいなぁ
と、マミィは思う。



ウエストサイドストーリー
ウエストサイド物語




3番めのマユチャンは、
まだ未知数。


マユチャン自身も
何がやりたいのか、
定まっていないようだ。

今は吹奏楽に夢中。

ダンスも好きで、
絵を描くのも好き。

興味の赴くままに、
いろいろなことを
したいようで。



でも、自分には
何が向いているのか、

どんな道に進みたいのか、
まだ、
わからないでいる。




マミィも、
今はまだ、
眺めているだけ。



さてさて、
不惑の年なんて、
とーっくに
過ぎたマミィだけど、

マミィ自身も、
自分の才能が
見い出せていなくて、
選択に戸惑うことが
よくある。



才能というものが、

「人より優れているもの」
と考えると

マミィには
何もないように
思えるけど、


「人のために役立てるもの」
と、考えたら、

こんな年になっても、
これから先
いくつになっても、

いくらでも
伸ばせそうだね。



失礼なっ
ぼくは?



アルマくんの才能は、

「そりゃあもう、
 元気溌剌なところだね」

…だと。



「少しくらいアホでもいい、
 元気に長生きしとくれ」

と、マミィが
よく言う。



ちょっと失礼じゃない?

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-第424章- 雪の華

すずばあちゃんが亡くなってから、
マミィは
ずいぶんと長いこと、
気力が湧かないでいた。



ごくうさんが急逝してからは、
さらに
心の中に

重たい鉛でも
入っているかのようで、

やらなければいけない
何もかもが
止まってしまっていた。




「やりたい」
という気持ちや

「やらなくては」
という気持ちは

あるんだけど、
なかなか体が動かない。



部屋の中は
どんどん散らかっていくし、
料理も
手抜きが多くなっていた。



最近になって、

もしかしたら
ウツなのかも…と、
思い当たった。




ずいぶんと長い間、
最低限の家事と、
最低限の仕事しか
していなかったように
思う。



お散歩アルマくん
ふっさふっさ
 ぼくの体の冬仕度は
 すっかり整ったよ




この12月に入って、
ようやく、

前に進む気力が

ほんの少しだけ、
出てきたようだ。



書きかけたままで
一年以上も
ほったらかしになっていた
『認定心理士』 の申請書を

この冬休みこそは
完成させよう、


ようやく、
重い腰を
あげられそうな雰囲気。





 
マミィの大好きなヘイリーが
 『雪の華』 を歌っていた
 中島美嘉の切ない歌声と違って
 (あの、かすれ声も好きなんだけどね)

 ヘイリーのやさしい声だと、
 包み込まれて、癒され 
 なんだか
 元気が出てきそう






すると、
突如として
マミィは、

『製菓』 の専門学校に
行きたいと思い立ち、
いろいろ
探して始めている。



いや、
ケーキ作りを
学びたいのではなく、

パン作りを
きちんと
学んでみたいらしく。



今までケーキもパンも
自己流だったから。



専門学校なら
経営についても
きちんと学べる。



でも、
調べてみると
時間的に
とても無理だとわかった。

毎日の授業が終わるのは、
午後の3時か4時だ。

今の仕事をしながらでは、
通えない。

仕事を
放り出すわけにはいかない。

それに、何よりも、
ぼくを一人で
1日中放っておくことは
できない。



月1の
パン作り教室みたいなのも
あるんだけど、


こんなんで、
プロ並みに
作れるようになるのかなぁ
…とか。



そう、
マミィって
時々、ふっと突然に

「あれがやりたい」
と、

思いついてしまうことが
あるんだ。

「やりたい~」

強く思うと、
即、行動。




強く心を動かされる時には、
その促しには

きっと
何か意味があるのだろうと
信じているから。


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-第423章- マミィの誕生日


マミィの教室の
幼児さんや
小さな子たちが、
お誕生日を迎えると、

マミィは
「ひとつお姉さんになったね」
というような言い方をする。



そうすると、
本当に
うれしそうな顔をする。



だんだん成長して、
オトナに近づいていく時、

恐らく、
わくわくするような
気持ちがするんだろうな。



ぼくは まだまだこれから
ぼくは
 まだまだ これから




いったい、
何歳くらいから

年を 「取る」 という
言い方になるのだろう。




でも、マミィは
いつの頃からか

「年を取る」 ことを
残念だとは
思わなくなった。



いろんな経験をして
いろんな
 経験をして




今日は
マミィの誕生日。


こんな日に、
朝から研修というのも
ちょっと
悲しいものがあるけど、



今から何十年かして、

80歳くらいの
オバアチャンになっても、

ばりばり元気に
活躍していたいな

…なんて、思っている。



おいしいモノをいっぱい食べて
美味しいモノを
 いっぱい食べて
 ぼくは
 もっともっと
 大きくなるんだ~

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-第422章- 汗だく


この季節、
一人で雪道を歩くだけでも、
マミィは、必死。



雪国の育ちでないマミィは、
いつまでたっても
歩くのが上手にならない。



滑らないように、
相当
集中しないといけない。



んっ?
んっ?




だから、
雪道では、なぜか
ハイテンションなぼくが、
誰かとすれ違うたびに
飛びつこうとするのを止めたり、

ぼくが引っ張らないように
制するのに、

ほんの少し歩くだけなのに、
マミィは
汗だくになってしまう。




雪が降る前には、
アルマくんも、
声をかけられない限り、

飛びつかないように
なっていたのに…って、
ちょっと機嫌が悪い。



ダディだぁ~
ダディだぁ~




そして、
毎朝、

カーテンの隙間から
外を眺めては、

「行きたくないなー」

と、つぶやくんだよ。

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-第421章- 棚からポテチ

家族みんなが
何かを食べている時、

自分がもらえるものと、
もらえないものの
区別が

すずばあちゃんには、
できていた。




あれー、アルマくん!
あれー、アルマくん!
 …と、
 取り上げられた




果物は、
分けてもらえるから、

みんなが食べていると、
そそくさとやってきた。



スナック菓子は、
絶対に
分けてもらえないから、

それがどんなに
いいニオイでも、

大好きなニオイでも、
近寄って来なかった。




たとえ、それを
みんなが
床に広げて
食べていたとしても、

決して近寄らない。



やだよ、カメラ
あっ、こら、動くな!
 って言うんだけどさ、
 やだよ、カメラ




 
この間、
ダディが
ポテチの袋を開けたとき、
うっかり
こぼしてしまった。



そして、それが
たまたま
テーブルの下にいた
ぼくの口の中に

直接、
ぽろっと入った。



ふふっ
ふふっ




「あ、しまった!
 まずいっ!!」

と、
ダディが言ったとき、



「あ、うまい!」

と、ぼくは思った。




う~ん、
まさに、
これこそ、
棚からポテチだったね。
(ん? 違うの?)



テーブルの下には
テーブルの下って
 いいことがあるかも~




マミィが言った。

「あ~あ~
 これでアルマは
 みんなが
 ポテチを食べるときには
 自分も
 もらえるものと思って
 必ず
 寄ってくるよ~」



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-第420章- 何と、雨!

マミィが
研修から帰って来た。

朝のお散歩の時には、
まだひどい天気で、
まともに歩けなくて、

「ここは進めないよー」
「どこに行こう~」
と、

マミィは
あっちに行ったり、
こっちに行ったりして…

ああ、ホントに
こういうのを
右往左往って言うのね、
なんて思いながら、
困っていたけど、


帰ってくる頃には
雨だったんだって。



黒と黒
黒と黒




雪が溶けて、
池状態の
大きな水たまりが
あちこちにあったようだ。



12月に雨が降るなんて、
めずらしいんだよ。


マミィの足はぐちょぐちょ。

防水の靴を
履いていけばよかった
と、後悔。



マユチャンの足だよー
マユチャンの足だよー
 去年の今頃だったら
 こんなふうにしてたら、
 しきりにカミカミして
 マユチャンにきゃいきゃい
 大騒ぎされているところ





明日と明後日は
(予報だから
  どうなるかわからないけど)
最高も最低も
プラス気温らしい。

さぁて、お散歩は
またまた
ぐちゃぐちゃ道を
歩くことになるのかな…



ちょっとだけ
やっぱり
 ちよっとだけ
 オトナになったんだよね
 こうやって
 おとなしくしてるんだから…
 何だかんだと言われてもさ

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-第419章- 暴風雪




金曜日から、
大荒れに荒れ、
猛吹雪。



昨日の土曜日は
教会の
クリスマス会だったので、

どうなることかと
思っていたら、

昨日は
吹雪は小休止で、
クリスマス会は
無事に行われた。


250人以上
参加していたかなぁ、
と、
ダディが言っている。



遠目に見たら
遠目に見たら
 ちょっと絵画みたい?
 クリスマス劇だよ





マミィは
みんなが
焼いて持ち寄った
四角いケーキの
飾り付けを頼まれていた。



でも予算に
かなりな制限があるので、
自分で作る時のように、
好きなようにはできない。


みんなに
「どうしたら、
 そういう
 アイディアが湧いてくるの?」
と、
持ち上げられながら、
4つのケーキを
飾り付けた。



ケーキ1




でも、ひとつ
いちごサンタさんを作ったら、

みんなが面白がって
どんどん量産して、

全部のケーキに
それを
のせてしまったのには、

ちょっと
びっくりしたけど、

とりあえず、
4つ全部違う飾り付けで
何とか完成。



ケーキ2




劇には
ゆりたんとダディが参加していて、

マユチャンは
学校の吹奏楽部の有志15人で、
演奏してくれた。




マユチャンの演奏
15人が
 参加してくれた




そして、
クリスマス会は
無事に終わり、



今日、再びの
猛吹雪さ。




朝、散歩に出たら
雪が深くて、

一歩踏み出すごとに
ずぼっずぼっと
足が埋まってしまうから、

ほとんど歩かないうちに
戻ってくるしかなかった。



いや、
ほんの少し進むのに
20分も30分も
かかったんだよ。



明日は
朝から研修のマミィ、

「ひえ~」「ひえ~」
と、

どうなることかと、
恐れおののいているところだ。

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-第418章(終)-天使たち

マミィの英語教室は、
個人経営ではなく、

某 英会話スクールの
フランチャイズ。



去年、
マミィの教室は
開講20周年記念で、

20年間
頑張って働いたので、

6月に
ハワイ旅行の
ご招待があった。



渡航費、宿泊費、
すべてを
会社が出してくれるんだけど、


その時には
小さなごくうさんがいて、

1週間も留守になんて
できないので、

ご招待は、辞退した。



すると、
マミィのことを
小さい頃から
わが子のように
かわいがってくれていた
知り合いのおばさんから、

北海道に行きたい
という、
連絡があった。



もしも
ご招待を
辞退していなかったら、

このおばさんを迎えることは
できなかった。



哀愁ただよう?
哀愁ただよう?




彼女は既に
80歳を過ぎていて、

ペースメーカーを入れる手術をしたり、
この数年は
体調を崩すことも多かったので、


飛行機を使う旅行は
もう、
これが最後かもしれない
という感じだった。




それでも、
どうしても
マミィに会いたくて、
頑張って
北海道にやって来たのだ。



実の親さえ、
来たことがないのに。




再々婚相手のご主人と、
ご主人のお孫さんを連れて、

マミィやダディ、
3姉妹たちと
小樽散策をしたりして、
楽しい3日間を過ごした。



気難しい子
気難しい子





すると、
おみやげ店で
買い物をしている時に、

突然に彼女が、
「抱かせてちょうだいね」
と、

マミィをぎゅっと
抱きしめた。



「昔は
 いっぱい
 抱かせてもらったけど、
 今は、
 なかなか
 そんな機会がないから」



マミィは
お母さんからは
そんなことを
してもらったことがない。



子宮がんで、
若い頃に
子宮を摘出してしまい、

子どもを産む機会に
恵まれなかった彼女は、



マミィを
本当に
かわいがってくれたし、

よき理解者でも、あった。




思春期に
家にいられなかったマミィを
居候させてくれたのは、
このおばさんだ。



いつも、
必要な時に
必要な助けの手を
さしのべてくれた。



まるでペコちゃん

まるでペコちゃん
 (天下無敵の2歳児だぁ)

 しかし、どんな遊び方をすると
 ここまで
 泥だらけになるのでしょう?




さて、
3歳になる少し前くらいに、
マミィたち家族は

お父さんの仕事の転勤で
引っ越しをした。



それまで
保育園に通っていたマミィは、
家にいるのが
つまらなかったのか、

おにいちゃんのように
幼稚園に行きたいと
言い出した。



まだ
就園年齢に
なっていなかったので、

おかあさんが
直接幼稚園に行って
「入れて
  もらえないでしょうか?」
と言うと、

昔だし、田舎だから、
案外簡単に
園長先生が

「いいですよ」
と言ってくれたという。




仕事をしている
お母さんにとっては
これは、
とても
ありがたいことだった。



そして、
マミィは
幼稚園の中で
1番小さい子だった。




そこに登場するのが
「どうして
  そこまで?」
というくらいに
マミィを
かわいがってくれた先生だ。



歯の生え替わり

歯の
 生え替わり真っ最中



彼女は
よくマミィに、

「今日、
 先生のウチに来るか?」
と言い、

マミィが頷くと、
連れて行き、
泊まらせてくれた。



翌日は
先生の作ってくれた
お弁当を持って
また幼稚園に行く。


そんな日が
何日も続くこともあった。


でも、
先生のお家に行くと、

話し相手は
先生ではなく、

元小学校の
校長先生だったという、
そのお家の
おじいちゃんだった。



先生は
「私や主人とは
 あまり口をきいてくれなくて、
 おじいちゃんとばかり
 話してるの」

と、ちょっと不満そうに、
マミィのお母さんに
話していたようだ。



そう、
あまりにも遠い昔で
そのおじいちゃんの顔は
思い出せないけれど、

もやがかかったような
ぼんやりとした記憶の中に

おじいちゃんと
縁側に腰をかけて、
庭をながめながら、

枇杷を食べている光景が
浮かぶ。



マミィは
自分の家にも親にも
執着心がなかったから、

何日でも、
先生の家に泊まり、
家に帰りたいとは、
思わなかった。




そのせいで
その先生は

「えこひいきしている」
との、
保護者からの苦情で、

転勤させられてしまったそうだ。




2年生くらい?
2年生くらい?
 …かな



小学生になって、
ある時、学校で

「書道のコンクールに出る人」
と、担任の先生が聞くと、

マミィもお兄ちゃんも
それぞれに
ホイホイと
手を挙げてしまって、

家に帰ってきて
「出るから~」
と言った。



聞けば、
マミィやお兄ちゃん以外は、
みんな、
書道を習っている子たちだった。



お母さんは
これはマズイと思い、

コンクールまでだけでも、
少し習わせないと、
と、

マミィとお兄ちゃんを
そのおじいちゃんの所に
連れて行った。



すると、
お兄ちゃんは、
まじめに練習をするのだけれど、

1年生のマミィは、
ちっともじっとしていない。



ピアノを弾いたり、
走りまわったりしている。



それなのに、
おじいちゃんは
決して叱ろうとしない。

にこにこと楽しそうに
見ている。



結果、
練習したお兄ちゃんは
銀賞を取り、
作品が大きなホール
(名前は忘れてしまった)
に、展示された。



練習しなかったマミィは
それでも、
佳作だった。
(佳作は展示されない)



でも、もともと
コンクールに出たのは、
好奇心なだけだったから、
マミィは、
何とも思っていなかった。



それにしても、
ちっとも
いい子じゃなくて、

気むずかしく、
わがままで
わんぱくなマミィを

無条件で受け入れ、
愛してくれる人たちが
いろんな所にいたものだ。


本当に
指折り数えていくと、
次から次へと
現れる。


おかげで、
マミィは

ぐれることも、
ねじれることもなく、
無事にオトナになれた。
(紆余曲折はあったけど)




神様は、
マミィを
この地上に送るときに、

ちょっと過酷な環境を
与えるかわりに、

ここかしこに
マミィの
天使になってくれる人たちを
用意してくださったのだ。



その環境を乗り切るために、
適度に大雑把で
適度に
楽天的な性格と一緒に。



だから、
マミィも、

誰かの
天使にならなければ…と
思っている。


きっと、誰もが
それぞれに

誰かの天使になれるはずだと
信じているんだ。



天使に
羽なんか
必要ないんだよ。

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-第418章(3)- 放蕩とうさん

マミィのお母さんは、
離婚を
考えていたようだけれど、
おじいちゃん
(お母さんのおとうさん)に、

こう言われたそうだ。

「もしも
 お前が離婚するのなら、
 子どもたちは、
 大学を卒業するまで
 面倒をみてやる。
 
 でも、
 それで本当にいいのか?
 
 お前が
離婚するということは、
 子どもたちから
 父親を奪う
ということなんだぞ。

お前はずっと
 その責任を負って
 生きていけるのか?」

と。


おじいちゃんは
会社を経営し、
成功していたので、

マミィたち家族を養うことは
特に負担になることでは
なかったのだろうけれど、


本当にそれでいいのか、
後悔しないのか、
おかあさんに考えさせた。




しばらく
しばらく暖かだったのに
 また降ったね、雪




よくよく考えて、
もう一度
やり直してみようと
決心したお母さんは、
マミィを連れ、
アパートに戻った。


ところが、
家の中に入って、仰天した。


家財道具は、
すべて売られていて、
もぬけのカラだったのだ。



お父さんが全部売り払い、
お父さん自身は
どこかに姿を消していた。



それを知ったお母さんの
すぐ上のお兄さんが
街中を駆け回り、


お父さんを探し出し、
家財道具を全部
買い戻してくれたそうだ。


それから、
やり直しが始まった。


でも、
一度壊れた夫婦が
やり直すのは、
とても難しく、

マミィもお兄ちゃんも
毎日繰り返される
両親の争いの中で育った。

お父さんは、決して
子どもには
手をあげたりしない人だったけど、

時々、
お母さんにモノを投げつけたり、
叩いたりすることがあった。


その光景は、
小さな子どもには
とても
心の傷つくことだった。



それでも、
マミィにとっては
それが
当たり前の日常だったので、


それが不幸だとも、
誰かをうらやましいとも
思ったことはないけれど。




何?
何?





それでもしばらくは
安穏な生活が続き、
生活が、
少しは安定してきたように見えた
小学校4年生の時、

またしても、
お父さんに好きな女性ができ、
家を出ていくと
言いだした。


何だかんだともめた末、
何とか、
お父さんは
家にとどまることを選び、


それから
お兄ちゃんが
高校3年生になるまでの数年は、
危ういながらも、
フツーの家庭っぽい生活が続いた。



けれど、
次にやってきた出来事は
サイアクだった。




思考モード ?
思考モード?





またしても
女性ができたお父さんは、
会社に行くのがいやになり、


会社を辞め、
自分で事業を始めた。


そして、また
めったに
家に寄りつかなくなった。



ところが、
商売どシロウトのお父さん、
うまくいくワケわけもなく、
多額の借金を残し、
ある日、
突然に姿を消した。



すると
ヤクザのような借金取りが
毎晩のように
取り立てにやって来て、

お母さんは、
それまで働いていた
昼間の仕事の他に
夜は
内職の仕事を始めた。



お兄ちゃんは
大学受験を控えていたのに、
毎晩、その仕事を手伝い、
勉強ができなかった。



マミィは
知り合いの家に
しばらく居候していたので、
その怖さは
味わっていない。



お兄ちゃんは、
中学の3年間、
成績はオール5、
学年での順位は
常に1位か2位で、
1番悪いときが
3位だった。



だから、
そのあたりで1番の
進学校に入った。

…が、
そんなことがあったせいで、
受験した大学は
すべて落ちた。



1年浪人して、
次の年に
大学に入ったけれど、

まぁ、
この頃は、
お兄ちゃんにとっても
どん底の時期
だったのではないだろうか。



それからしばらくして、
おとうさんの居場所がわかり、
誰も
おとうさんを責めることも、
とがめることもせず、
当たり前のように、

また一緒に
暮らすようになった。



お父さんは、
就職すると、
どの会社でも、
数年で昇格する。



営業所長とか、
営業部長というような
肩書き持つ。



でも、
マミィが生まれる前から
給料は
自分で全部使ってしまい、
家には、一切
お金を入れていなかったようだ。



つまり、
家計は
おかあさんが支えていた。


そのうえ、
高級品をどんどん買うので、
その請求まで家に来る。


マミィもお兄ちゃんも
子どもの頃には、
ホントは、家がビンボーだったなんて、
まったく知らなかった。





どアップなアルマくん
どアップなアルマくん





それでも、マミィは
お父さんが
嫌いではなかった。


それは、
お父さんがマミィを
むちゃくちゃに甘やかしたから
…というのも
あるかもしれないけれど、

それよりも、
一度も
マミィという存在を
否定したことがないからだと、
マミィは思っている。


マミィのしていることを、
いつも認めてくれ、
喜んでくれた。


お母さんが否定的に言う、
マミィの性格や特質を
「良いもの」 として
評価し、
受け入れてくれたのだ。



そして、
本当は
音楽学校に行きたかったという
お父さんのおかげで
音楽が好きになり、

お父さんの部屋に
たくさんの本があったおかげで
本を読む喜びを知り、

スケッチや油絵が趣味だった
お父さんのおかげで
絵を描く楽しみを知り、

よく海に連れて行ってくれた
お父さんのおかげで
泳ぎが上手になり、

小さい頃から
山歩きに連れて行ってくれた
お父さんのおかげで
自然と触れ合うことができた。


お父さんは
とんでもない人だった
ような気がするけど、

マミィの人生を
豊かにしてくれた。



「何で
 離婚しないんだろうね」
と、
マミィとお兄ちゃんは
ふたりでコソコソと
話していたこともあるけれど、


お母さんが
離婚しなかったことは、
正解だったのだろうね。



子どものマミィに
聖書を与えてくれたのも
お父さんなのだ。


マミィにとって
『家』 は
心安らぐ場所でも
逃げ場所でもなかったけれど、

いろいろなことを
学ぶことができた
という意味では、

とても良い家庭だったし、
とても良い両親だった。


この両親なくして、
今のマミィは
いないのだから。





マミィたちが
ここに越してきてから、
22年の間
マミィのお母さんも、
お父さんもお兄ちゃんも
一度も
この家に来たことはない。



マユチャンが生まれたときにさえ、
来なかった。


まぁ、これが
マミィたち家族の絆の
程度を表しているのかな、
とも思うけど、

マミィは
このくらいが
1番お気楽でいい。



あ、誤解のないように
付け加えておくと、
お母さんは
むちゃくちゃ口が悪くて
平気で
人を傷つける言葉を言うけど、


情に厚い人だから、
その言葉とは裏腹に、
いつもマミィを
大切に思ってくれていたのだと、
マミィは思っている。



「何とまあ、
 素晴らしい人生じゃない?」

と、マミィが
ぼくに言う。


マミィが
今のマミィになるために、
必要だった道のりなんだって…。


マミィは
長い間、
自分というものを
受け入れられなくて、
自分が生きていることを
自然なこととして、
素直に認めることができなくて、
特に、思春期には
出口のない
暗くて長いトンネルを
さまよっているみたいだったけど、


今は
自分のこと、
そんなにキライじゃない。

案外
気に入っているかもしれない。



ものすごくアホだけど、
そんな自分も
捨てたもんじゃないね 
って。


だから、
もし、
どこかで傷ついている人、
自分を受け入れられないで
苦しんでいる人がいたら、
言いたい。


「アナタは
 生きていていいんだよ、
 その命は価値がある。

 アナタがいることで、
 きっと
 幸せになっている人がいるよ」。

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-第418章(2)-あらかじめ失われていたもの(続き)

結局のところ、
その質問は、
口にすることができなかった。


マミィにも
おかあさんにも、
あまりにも重い質問のようで。


ただ、
こんな話を
繰り返ししていた。


マミィがまだ
よちよち歩きの頃、
デパートに行き、

おかあさんが
「これ、見せてください」
と言おうすると、
店員さんが一人もいない。


見回すと、
トコトコと
どこにでも行ってしまう
マミィの周りにみんな集まって、
きゃいきゃいと
夢中になっている。



いつも
マミィの周りに、
人が集まる。


おかあさんが
小さなマミィを
連れて歩いていると、

すれ違う人たちが必ず
「あら、可愛い」
と言って振り返る。


それが楽しくて、
買う物があるわけでもないのに、

近所のデパートに
よく連れて出かけた…と。



そうか、
自分が生まれたことで、
少しは
楽しい思いをしたんだ…

と、それを聞いて、
マミィは
少しだけ、
ほっとしたのだった。




ぼくのあひるちゃん
ぼくの あひるちゃん




そして、ある時から
わかってきたことがある。

なぜ、
小さかった頃、
お母さんが苦手だったのか。



そう、
マミィは時々、
思っていたのだ。

「なぜ、この人が
 私のおかあさんなのだろう。
 本当のお母さんという人が
 どこかにいて、
 いつか、私を
 迎えに来てくれればいいのに」
と。

もちろん、それは
本当に小さかった頃で、
大きくなるにつれて
そんな事は考えなくなったが。



恐らく、お母さんは
いつも気持ちが不安定で、
きっと
子どもを慈しむような余裕は
なかったのだろう。


小さかった頃には、
繰り返し、
その存在価値を
否定されるような言葉を
ぶつけられていたように、
思う。


だから、
マミィは
お母さんと一緒にいるよりも、
一人でいることを好んだ。

そういう娘は、
なおさらに
可愛くなかったかもしれない。




あ、つい…
あっ、つい…
 キバが出ちゃった…





思春期の頃、
マミィにとって、
この世は
とても
生きにくいところだった。



本当は一段一段
少しずつ、ゆっくりと
成長していくはずなのに、
どこかで階段を飛ばしている。



本来ならば、
しっかりと段階を踏んで
培わなければならない何かを
培っていない。


そう感じることが
よくあった。



そして、
発達心理学を学んだ時に、
気づいた。



生まれた頃に
不安定な精神状態だったお母さん、
マミィが育っていく過程でも、
常に
苛立っていたお母さんとの間で、
人間関係が
築けていなかったのだと。



人としての最初の段階で、
築くべき第1番目の人と
人間関係を築くことを
学べなかったのだ。


そして、
胎内にいた時に、
母親に
命を拒否され続けたことや、

胎内で絶えず
ストレス物質に
さらされ続けたたことも、
何らかの
影響があるのかもしれない。



マミィが
初めての子である
ゆりたんを育てている時、

泣いているゆりたんを
抱いてあやしていると、
お母さんが言った。


「仕事をしているのに、
 抱き癖をつけてしまうと、
 大変だよ。
 
 あまり抱かない方がいい」



「大丈夫。
 抱き癖なんてつかないから」

と、マミィは答えた。

そう、抱き癖なんて、
つかない。


子どもを十分に抱くことは、
大切なことなのだ。



そして、思った。

自分は
もしかしたら、
十分に
抱いてもらえなかったのかもしれない
と。
 
だから、
今でも、
スキンシップが苦手なんだ
と。



そうやって、
人と関わっていくのが
ひどく苦手な子どもが

できあがっていった。



To be continued…
(スミマセン、さらに続きます)

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-第418章- あらかじめ失われていたもの

12月は、
マミィの生まれた月だ。


さて、
マミィには、

この地上に生まれ来る前から、
失われていたものがある。



それは
母と子の関係だ。




ストーブの前で
ストーブの前で
 マミィが行き倒れていたから
 くっついてみたよ




マミィが
お母さんの胎内に宿った頃、

外に好きな女性が
できていたお父さんは、

めったに
家に帰らなくなっていた。


お父さんとお母さんは
年齢が9歳近くも離れている。


まだ
年若かったお母さんは、
お腹の中の子を
「産みたくない」
と思った。

そして、
「この子を産みたくないし、
 自分も死んでしまいたい」
と、思い詰めた。

産みたくないけれど、
その時には
手術をするお金もなかった。

何とか
自然に流れてしまって欲しいと、
妊娠中に悪いと言われている
あらゆる事をしたという。


冷たい海の中に入ってみたり、
縄跳びをしてみたり。


それなのに、
その子は、
いっこうに流れず、
どんどん育ち、
とうとう
生まれてきてしまった。



その話を聞いたとき、
マミィは、
もう大きかったから、

「へぇ、すごいな」
と思った。



「神様が
 守ってくださったんだ。

 私は、この地上に
 来る必要があったのだ」

と。


そして、その時に
心に誓った。


「私は、将来、
 絶対に
 『産みたくない』という
 状況は作らない」。




ゆりたんの
ゆりたんの
 リュックにあごをのせてみた




その時は、
それで終わった。

でも、
自分が母親になってみると、
いろんな疑問が出てきた。


絶望と悲しみと
孤独の中で、
どうして、
あの長く苦しい陣痛に
耐えられたのか…と。



長い陣痛の苦しみの後、
子どもを
その手に抱くというのは、
希望なのだ。


その希望があるからこそ、
あの長く、
激烈な痛みに
耐えられるのではないのか。


希望でも
喜びでもない子どもを産むために、
あの苦しみに
耐えられるのだろうか。


おかあさんは、
産みたくないと思いつづけた
その子を
初めて抱いたとき、
どんな思いがしたのだろうか
と。



To be continued…
(長いので、明日に続きます)
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-第417章- アヴェ・マリア 

何て
美しい歌声だろう。

まるで
その清らかさが
心を
刺し貫いていくようだ。



マミィが
you tubeで、
この曲を探しているとき、
フランス映画 『コーラス』で
美しい歌声を聴かせていた、
あの
Jeanくん版もあったのだけど、

やはり、マミィは
Tomくんの
この
澄んだ声に
一番心が動かされた。



宗教から離れて、
『マリア』 を、
一人の母親として
考えてみると、

キリストの死は、
辛く、悲しい。



彼女は、
何ら罪のない善良な息子が
『罪人』
の汚名を着せられ、
むち打たれ、


『犯罪人』 として
十字架で処刑されるのを
ただ、見つめていた。



しかも息子の両側では
本当の罪人が
磔(はりつけ)にされているが、

彼らの手足は、
ロープで、
十字架に
縛り付けられているのだ。



彼女の息子は、
釘で、
手足を十字架に
打ち付けられた。



どのような思いで
彼女は
その様子を
見守っていたのか…。


子の苦しみを
見ているしかない痛み、
子を失う痛み…、
それは
いかばかりであったのか。









一人の母親として、
一人の人として
マリアを思うと、
心が痛む。



そして、
この世の中に、

どれほど多くの
子の苦しみに
のたうつ母親の嘆きや

子を失う
母親の悲しみが
あるのかと思うとき、


マミィは、
胸がしめつけられるようだ。



子を持つことができない
女性の悲しみと苦しみも、
また。



その悲しみ、苦しみが
少しでも癒される日が
来ますように…









そして、これは、
There is a green hill far away
という曲。


歌詞の内容から、
恐らく
賛美歌なのではないかと
思われる。



キリストが
人々を救うために
十字架で亡くなられたことを
歌っている。



一番小さいトムくんが
あまりに可愛い。



少年の日々は、
本当にはかない。


でも、実は、
命、そのものがはかない。

はかなさ故に、
貴く、
光を放つ。


そして、マミィは
願うのだ。



その世に存在する
すべての命が

老若男女を問わず、

そして、
人もわんこも等しく、
大切にされますように
…と。




きらりん!
きらりん!
 大切にしてね







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-第416章- ダンプレ 

北海道の池田町に、
(十勝ワインの町だそうだ)

池田高校という学校がある。



ここの吹奏楽部、
今や
『ダンプレ』 で
全国的に有名。


あちらこちらのTVにも
出演している。










この春、
池田高校のダンプレを
育て上げた先生が

マユチャンの学校に
赴任してきた。


これまでは、
マユチャンの高校の吹奏楽部は、
ごくごくフツーの
練習をしていたけど、

この先生がやってきて、
ダンプレを始めた。



小学校1年生の時から
ジャズダンスを習っている
マユチャンにしてみれば、

ダンスと吹奏楽の
ドッキングなんて、
願ったりかなったり
なんだろうな。



楽しくて楽しくて
 …という感じか。



学校には
勉強しに行くというよりも、

部活のために
通っているように見える。



「勉強もしてよ」
と、
マミィは
ちょいと不満気味。



この間、
Big House というお店で
演奏したので、

ビデオに撮ったんだけど、
吹奏楽部の
保護者会の話し合いで

動画や写真は
プライバシー保護の観点から
アップしてはいけない

と、決まったようで、
残念ながら
アップできない。



みんな、
ものすごーく
楽しそうなんだけどね。


きりり
きりりっ
 ぼくに
 取材はないのでしょーか?




マユチャンたちの高校にも
この間
TV(地方局)の取材が来て、
来週か今週あたり
放送されるそうだ。



マユチャンは
早々と
録画セットをしていたよ。

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-第415章- 悼む

昨日、お散歩に出る時に、
興奮したぼくに
引っ張られたマミィは、

つるんと転び、
アスファルトの道路で
左腰を
思いっきり打った。



今朝も、
お散歩途中で、
ぐいっとやられ、

今度は、
左足をひねり、
右の腰を打った。



昨日よりも、
今日のほうが
痛いと言っている。



せっかく溶けたと思ったのに
雪は
 いったん
 すっかり溶けたんだけど




さて、
ぼくのお散歩コース、

1時間以上のフルコースと、
30分ほどの
短時間コースがある。



最近、その
中間ほどのコースに
マミィは、よく行く。



おとといから
おとといの午後から
   また雪に埋もれた




特に
雪の季節になってからは、
フルコースはちょっとキツイし、

30分では、
ぼくが満足しなさそうなので。



でも、実は
そのコースには、

ごくうさんの死を
連想させる場所があって、

そこを歩くたびに
マミィの心は
きしむ。



この場所
この場所




すずばあちゃんの死は、
大きな大きな
喪失感だったけど、

10年という年月、
十分に
一緒に過ごせたので、

最後に
そばにいてやれなかったことや、
後悔は数々あっても、

悲しみは
少しずつ和らいでいる。



冬になると
冬になると
 ぼくは じーっと
 落ちてくる雪を見つめる
 それは、
 去年も今年も同じ





ごくうさんの場合は違う。

オトナになることなく、
ほんの6ヶ月で
亡くなってしまったのだ。



「死なせてしまった」

という気持ちは
今でも

マミィの心の中から
払拭することができない。



これはどうしても
消し去ることができないのだ。



きっと、あの日、
この場所で、
ごくうさんは
ひどく
お腹が痛かったに違いない。

苦しかったに違いない。

まだ6ヶ月の子犬なのに、
その痛みに耐えていたのだ。

「痛い」 と
伝えることもできずに。



だから、
マミィは
この
お散歩コースを歩くとき、
自分の心を
むち打っている
ようなところがある。



繰り返し傷つきながら、
自分の心をむち打つことで、

マミィは
ごくうさんに
詫びているのかもしれない。

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-第414章- お疲れ~


朝からケーキを3つ、
さらに、
ゼリー、フルーツポンチ
…と、
マミィは大忙しの一日。



イチゴケーキ
イチゴケーキ




夕方、6時半から、
マミィの教室の
クリスマス会だったから。



チョコレートケーキ
チョコレートケーキ





他にもサンドウィッチだの、
あれやこれやと
取りそろえ、

ゲームを考え、
ばたばたと
走りまわった一日。




チーズケーキ
チーズケーキ




そして、
家族みんなで
出かけてしまったから、

ぼくは夜9時半過ぎまで
お留守番さ。



みんなでゲーム
みんなでゲーム



来週、
教会のクリスマス会が終わったら、
そんなに
お留守番しなくても
よくなるのかな。




わいわいとゲーム
ゲーム中




マミィ、お疲れさま。



そして、
ぼく、アルマくんにも、

お留守番、ご苦労さまって、
誰かご褒美、くれないかな。

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-第413章- にわかに暗くなり…


お散歩中、

遠くのほうで
男の人の
大きな叫び声が聞こえた。



マミィが声の方を見ると、

大きなゴールデンが
リードを引きずりながら
道路を走っていた。




道路の向こう側では
飼い主と思われる男の人が
おろおろしていた。



信号はちょうど青だったので、
車はみんな止まっていて、
何事もなかったけど。




1年前を
1年前を
 しきりに懐かしく思う、マミィ。
 ひどい噛み癖と
 手に負えないワンパクさに
 悩まされていたことなんて、
 すっかり忘れちゃってるみたい






「コワイね」

と、
とてもとても

他人事とは思えないマミィが
ぼくに声をかけた。



はじめての
はじめての
 デカ骨を相手に
 コーフン中のぼく





この二、三日雪が降らず、
夜も雨だったのか、

すっかり全部溶けていて、
マミィには
歩き易かった。

お日様も出ていて
ぽかぽかと暖かで、
気持ち良くお散歩できた。




格闘
大格闘




ところが、
帰って来たら、
突然に暗くなり、

雪が降り始めた。


今、
こんこんと降っている。


とても大きい粒々なので、
あっという間に
道路も屋根も
白くなっていく。



明日はまた、
雪道のお散歩なのかな…

ぼくは、好きだけどね。

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-第412章- ゆっくりだけど




「ねー、体重、
 計ったほうがいいんじゃない?」


と、何度も、
マミィに言われていたダディ、

「計ったほうがいいのか?」

と、しぶしぶ、
ぼくを抱えて体重計に乗った。




今の
今の 
 3分の1くらいかな
 いや、もっと小さいかな…
 去年の今頃の、ぼく



「32.7㎏だよ。

 そんなに、
 太った太ったというほどは
 増えてないよ」


そう言いつつ、


「ことのほか、
  すんなり計れたよ」。


と、ちょっと
拍子抜けした感じ。



そりゃあね、

ぼくだって、
そんなにいつまでも
悪ガキじゃありませんよ。



確かに、
すずばあちゃんや
ごくうさんとは
ぜんぜん違うけど、

ぼくなりに
少しは
オトナになってますよ。



見くびらないでほしいな。




それなりに
それなりに
 可愛かったよね
 と、ダディが言う

 それなりに
 成長もしてるんだよー


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-第411章- ケーキ屋さん 

「先生、
 ケーキ屋さんすればいいのに」

と、中1のクラスの子たちが言った。

「絶対、売れるよ」
「ケーキ屋さんで売ってるのより、
 おいしいよ」

と、口々にほめてくれる。


まぁ、
うれしい事を
言ってくれること!

と、マミィは
ちょっと感激。



マミィはいつも、
教室の
誕生月の生徒さんたちに
ケーキを作っている。

(クラスのみんなで食べる)



お気に入りケーキ
マミィのお気に入りケーキ
 前にもアップしたことあるんだけど、
 これ、あり合わせの材料で作って
 見事においしかったヤツ





月曜日は、研修で、
帰ってきて、
すぐにクラスが始まってしまって


誕生日の子のために
作っている時間がなかったので、

みんなが帰る時に

「来週、××くんのケーキね」
と言うと、

「オレ、
 チョコレートケーキがいいな」
と言った子がいた。


「え?
 ××くんは
 卵がだめだから…」
と言うと、

一人の子が
「ああ、じゃあ、あれね、
 シュークリームみたいなヤツ。
 オレ、あれ、好き!」


「私も好き~」
と、みんなで言い始め、

その後で
「ケーキ屋さん」
の話になったのだった。



そう、今回は
卵アレルギーの
××くんの誕生日ケーキ。


彼は、
卵を触っただけでも
体全体が痒くなり、

食べてしまおうものなら、
呼吸困難に陥るのだそうだ。

コワイね。



それで、
おいしいケーキを
食べたことがないって言うから、

マミィは
いろいろ考えて、

卵を使わない、
おいしいケーキを
食べさせてあげたいな
…と思ったんだ。




クリスマスケーキ
めっぱい 
 遊びながら作った
 クリスマスケーキ




前から
生徒さんたちには

「先生、ケーキ屋さん開いて~。
 そしたら私、
 毎日買いに行くから」

などと言われている。


マミィは
ケーキ屋さんを開く気はないけど、

いつか
パン屋さんは
開きたいと思っている。



天然酵母のパンを
手作りの石窯で焼きたいんだって。



オーガニックの
マクロビオティックレストランみたいなのも
やってみたい。



まぁ、夢だけで
終わりそうだけど。



いつでも、
やりたい事がたくさんある。


やりたいことを全部やろうとしたら、
きっと

マミィが10人いても、
マミィが100歳まで生きても

足りないだろうね。

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番外編 ペットを取り巻く環境


アルままから皆さんへ

 
  昨日の話題に関連して
  こんなブログを見つけました。
  リンクしましたので、
  皆さん、是非、ご覧になってください。

 
  ブログ名 「れーろ☆幸せを一日でも長く…」
   11月25日のタイトル
    『死刑台から救出された保護犬122頭大集合!』

  
  

 わんこを取り巻く環境を、
 私たちは、
 もっと考えていくべきかもしれませんね




わんこの幸せ
ぼくたちわんこの幸せ
 みんなで考えてね
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-第410章- ペットショップ 




マミィの知り合いのお家で、
以前、
パグを飼っていた。

そのわんこは年老いて、
すずばあちゃんよりも
先に亡くなった。

二、三日前に、
その知り合いが言った。

「今は、男の子と女の子の
 ブルドッグが2頭いるのよ」

「あらぁ~、そうなんですかぁ」

と、続きを聞いていると、

「実はね、娘が
 ペットショップで
 このまま売れ残ると
 薬殺されてしまうと聞いて、
 2匹まとめて
 買って来たの。
 
 そんなこと聞いて、
 放っておけないでしょ。

 命を救うためよ って」




玄関には
玄関には
 ぼくの大好きな靴がいっぱい
 もちろん
 くわえていって、怒られるんだけど





マミィは
ホームセンターや、
ショッピングモールに行くと、

いつもペットショップをのぞく。


ペットショップで
わんこを買う気はないけど、

ついつい
わんこたちを
見たくなってしまう。



そして、いつも
気にかかっていた。

売れ残ったら
どうなるのだろう…。





処分されてしまうということは、
前々から聞いていた。



その方法には、
耳を疑うような
残忍な方法も
あるということも。





お出かけ?
お出かけ?




もしかしたら、
小型犬は成犬になっても、

ずいぶん長く
ペットショップに
置いておかれるかもしれない。



でも、
ラブやゴールデン、
シェパードのような
大型犬は

あっという間に
大きくなってしまうから、

処分されてしまうのも
早いに違いない。




まーだなのぉ~?
早く 行こーよー
 まぁだぁ~?




わんこたちの行く末を思うとき、
本当に胸がつまる。



だから、マミィは

ペットショップで
わんこは買わないと、

決めている。



ペットショップのような販売の形を
認めたくないのだ。


生き物の命を
もっと大切にして欲しい。


前にお店で見た、
あの可愛いゴールデンは
どうなったのかな?


ちゃんと売れたのかな…
と、
思い出したりすることもある。



残虐に
命を奪われていないことを
心から望んでいる。

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-第409章- 言葉


マミィの姪っ子が中学生の頃、
同級生に
声優のレッスンを受けている子がいた。



ナウシカだったか、トトロだったか
(覚えていないけど)の
台本を持っていて、
ボロボロになっていたそうだ。


たとえば、
「ありがとう」 という
たったひとつの言葉の言い方、

これだけでも、
ずいぶんあるようだ。



冬になると
冬になると
 日照時間の短いアルマくん地方では
 日の当たる日、
 日の当たる時間、
 とっても貴重なんだよ






うれしそうに
「ありがとう!」

悲しんで
「ありがとう…」

怒って
「ありがと!」

偉そうに
「ありがとう」

申し訳なさそうに
「ありがとう」



まだまだ、あるんだろうな。
そんなふうに
いろんな感情で言ってみるように
要求されるそうだ。



こう見えても
こう見えても
 ぼく、アルマくんだって
 小さい脳みそで
 いろいろ考えてるのさー






同じ喜ぶのだって、
はじけて喜んだり、

遠慮がちに喜んだり、

大喜びだったり、
小喜びだったり…



そういえば、
そんなような場面、
昔読んだ
『ガラスの仮面』
っていうマンガにも、
あったように
マミィは思う。




言葉って難しいよね。

これがもし
文字だけだったら、
気持ちをくみ取るのは、

なおさらに
難しいかもしれない。


思考するわんこ
目は口ほどにものを言い…
 
 どう?
 顔全体、体全体で伝えてますよー





人は、
言葉での行き違いが
本当に多いと、
マミィは、時々感じる。



ぼくたちワンコは
人と共通の言葉はもたない。



でも、
全身で
あふれるほどの感情を表して、

しっかり
コミュニケーションを
とっているよ。



案外、ニンゲンよりも
コミュニケーション能力は
高いかもしれないね。




もちろん、
それは

ぼくたちの
声にならない言葉を

受け止めようとしてくれる人が
いてこそ、
なんだけどね

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周りの人皆に、勝手にO型だと思いこまれている射手座のA型。

夫の生まれ育った札幌で暮らすも、実は暖かい地方の生まれで、冬は苦手。

3人姉妹の母。

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